相談のきっかけ

YouTubeをご覧いただき、支援者であるお姉様から弊所にご連絡をいただきました。
お姉様ととご本人がご来所され、相談をいただきました。
すでにご家族で網膜色素変性症による障害年金の手続きを行い、障害厚生年金2級を受給している状況でしたが、知的障害でも手続きを行うことで年金額の増額を目指すことはできないかご相談をいただきました。

対　応

ご相談者様は、すでに障害厚生年金2級を受給していたため、新たに障害年金の手続きを行い、知的障害でも2級以上の等級が認定されれば、網膜色素変性症と併合して1級が認定される可能性がありました。
このケースでは、額改定請求ではなく、知的障害についての新たな手続きを行う必要があるということがポイントになります。

もともとの支援者であったご両親が他界されたことで、新たな手続きを行うことは困難ということでしたので、弊所でご支援をさせていただくことになりました。
まず、ご本人の日常生活への支障や支援者からの支援の状況、グループホームへの入居が必要な現状について細かくヒアリングを行い、それを基に資料を作成しました。
その後、精神科の先生に資料とともに診断書を依頼していただき、診断書が完成次第、速やかに手続きを行いました。

手続きはスムーズに進み、約2ヶ月で結果が出ました。その結果、知的障害による障害基礎年金2級の権利が発生し、網膜色素変性症と併合して障害厚生年金が2級から1級に改定され、無事に年金額が増額されました。