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知的障害
- 地域
- 秋田県
- 年齢
- 40代
- 性別
- 女性
障害の状態
知的障害による社会生活への適応が難しい部分があり、二次障害としてうつ症状も発症し、日常生活に大きな支障をきたしていました。ご相談者様は高齢のお父様と一緒に生活しており、お父様も介護を必要とする状態で、互いに助け合いながら生活している状況でした。
認定結果
障害基礎年金2級
受給額
- 年金額
- 約80万円
経緯と対応
相談のきっかけ
当事務所のYouTubeをご覧いただき、ご相談のご連絡をいただきました。
ご相談を受けた時点で、知的障害の診断はついていたものの、療育手帳や精神障害者福祉手帳の取得には至っておらず、手続きに対してあまり医療機関が協力的でなかった事情もあり、ご自身で判断をして手続きを行うことが難しく、ご相談をいただきました。対 応
障害年金の手続きに向けての状況確認を行った上で、まずは手帳の取得や生活支援の整備が必要と判断し、そのご案内を先に行いました。
これは、障害年金の審査上も、障害福祉サービス等の利用がないと厳しい判断をされてしまう可能性もあったためです。
遠方からのご相談でしたので、まず、最寄りの相談先を調べ、行政機関への相談がスムーズに行えるよう事前に連絡を取り、療育手帳の取得をサポートしました。
手帳の取得と並行して、障害福祉サービスの利用についてもご案内し、今後の生活を見据えて準備を進めました。
お父様がまもなく施設に入所する予定もあったため、先を見越した社会資源の利用ができる環境作りが必要でした。
生活支援状況が整う中で、病歴や生活状況のヒアリングを行い、状況が揃った段階で医師に診断書の依頼をしました。
当初、医療機関はあまり協力的ではありませんでしたが、事前に社会資源の利用を進めていたこともあり、診断書はしっかりと状況が反映されたものを作成していただくことができました。
診断書の取得後、速やかに手続きを行い、問題なく障害基礎年金2級の認定を受けることができました。
ご相談から手続きに至るまでに時間がかかってしまいましたが、今回のケースでは、すぐに手続きを行うのではなく、状況を整えた結果、より確実に認定を受けられるようになり、長期的に見ても良い結果を得ることができました。
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