• 慢性腎不全
    (人工透析)

    地域
    千葉県
    年齢
    40代
    性別
    男性

    障害の状態

    20代の頃に高血圧と慢性腎不全の診断を受け、30代には人工透析が必要となり、現在も人工透析を行っている状態です。

    認定結果

    障害厚生年金2級

    受給額

    年金額
    約135万円

    経緯と対応

    相談のきっかけ

    既に人工透析を10年近く行っている状態で、障害年金の手続きができることは知っていたが、初診病院が廃院となっており初診日の証明が取れなかったことや仕事の関係などで中々手を付けることができず半ば諦めかけていたとのことでした。しかし、どうしても諦められず相談できる社労士事務所を探していたところ、当事務所を見つけていただきご相談をいただきました。

    対 応

    遠方からのご相談とご依頼でしたので、はじめにお電話で詳しい経過をお伺いして方針立てを行い、その後のやり取りはLINEを活用しました。
    障害年金は、認定の可能性を考えていくにあたって、障害の状態が等級に該当するか、初診日は特定できるかなどいくつかのポイントがあります。
    障害の等級の認定については、その状態によって等級が確定しているものがいくつかあり、今回のご相談者のように人工透析を実施しているという場合は、障害年金2級の認定となることが確定しています。したがって、今回は廃院してしまっている病院の20年近く前の受診の証明ができるかどうかが課題となりました。
    受診歴が長く、曖昧な部分も多くありましたので、まずは初診から現在に至るまでの病院受診歴を詳しく伺い、5年以上前に受診をしている医療機関に対して、初診時期が診療録に記載されていないか順番に問い合わせていきました。
    なぜ、5年以上前かというと、障害年金の初診日の特定においては、初診病院からの証明が取れない場合であっても、おおむね5年以上前に作成された医療機関の診療録等に、初診病院の受診時期に関する記録が残っていればそれをもって初診日を特定することができるという取り扱いがあります。この取扱に該当する可能性を考えて、問い合わせを行ったというわけです。
    実際に作業を進めていくと、ある病院の診療録に具体的な初診病院の受診時期が記載されていることがわかり、このことにより何とか手続きを進めることができました。
    初診日が証明ができれば、あとは人工透析で既に等級が確定している方でしたので、審査期間は短く約2ヶ月程で無事に障害厚生年金2級の認定となりました。

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